タンデム自転車のパイロットのボランティアはボランティアじゃないかもしれない
先日、タンデム自転車のパイロットを募集していた大阪のタンデム自転車体験会ですが、快晴に恵まれ盛況だったもようです。
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この日は、楽喜の会に所属する視覚障害をもつ人、ガイドの人、あわせて25人がストーカーとして参加し、大阪でタンデム自転車を楽しむ会のメンバーやボランティアが、パイロットやスタッフとして26人集まりました。 自転車は、全部で13台集まりました。
立っているだけでも汗が流れてくるような暑さの中、みなさん、タンデム自転車の乗車を楽しみました。 体験会の後は、全員が一言ずつ感想を述べました。
後ろに乗るストーカーからは、
「思ったよりもスピードが出て、気持ちよかった」
「久しぶりの自転車に乗れてうれしかった」
「前に乗るパイロットとの会話、コミュニケーションが大事だとわかった」
などの感想が聞かれました。今回のイベントでは、メールやブログで、パイロットとしてお手伝いしてくださるボランティアを募集しました。 うれしいことに、数名からブログへのコメントでお申込みいただき、イベント終了後、感想もお寄せいただいています。 コチラ。 タンデム自転車の輪がどんどん広がっているのを感じます。
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記事全文: あおぞら財団ブログ > 快晴のタンデム自転車体験会
印象的なのが、「コチラ。」で示された、ボランティア参加者のコメント。
- ...天気に恵まれ楽しい、また貴重な体験ができました...
- ...ストーカの方との楽しいおしゃべりをしながらのライドは、むしろ、私の方が楽しませてもらいました。...
- ...暑くて、体は大変なのに、ストーカー、パイロット、スタッフ、みんな、顔が勝手に笑顔になってしまう...
そうです。 ストーカが喜んでくれるだけではありません。 パイロットも楽しいんです。
ボランティアとは、"自発(自主)性、無償(無給)性、利他(社会、公共、公益)性に基づく活動"とのことです。 この定義に照らせば、タンデム自転車のパイロットのボランティアは、自発性、無償性は満たしています。
私も時々タンデムサイクリングイベントで、タンデム自転車のパイロットのボランティアをします。 でも、利他...なのかなあ...むしろ利己なんじゃないか...と思うくらい楽しんでいます。 そんなわけで、タンデム自転車のパイロットのボランティアって言われると、ちょっとクスグッたい感じがします。