富山県にもタンデム自転車解禁のきざし
富山市の視覚障害者協会が開いた、タンデム自転車の体験会の様子がテレビのニュースに流れたようです。 北日本放送のサイトに、動画付きの記事がありました。
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県内では、サイクリングロードなど決められた場所でしか乗ることができないんですが、近年、視覚障害者などのために一般の道路でも乗れるようにしたいという動きが広がっています。
29日、射水市の太閤山ランドで行われたタンデム自転車の体験会です。
富山市の視覚障害者協会が初めて開いたもので、協会のメンバー25人と、ボランティア20人が参加しました。
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富山市視覚障害者協会では一般の道路でも乗車可能に出来ないかと模索しています。
富山市視覚障害者協会、山内正一副会長「ぜんぜん見えない方というのは歩くかタクシーか、タンデムにのれれば、ちょっとこう近所のスーパーに行くとか、デパートにいけるんじゃないかというのはあります」
参加者「(一般道でのれるようになったらどこにいきたいですか?) どこでも行きたいです。買い物も一緒に連れていってもらったりして、いきたいし、観光っていいますか、いろんなところ行きたいです」
タンデム自転車に乗って移動できるようになれば、視覚障害者やその家族にとって経済的にも精神的にも得るものは大きいといいます。
堀恵一会長「ここへ出てきている人は行動的な人多いんですけど、閉じこもっているひとも多いですし、少しでも外にでる機会が多くなれば、それだけやっぱり気持ちも違ってきますし、精神的な面でもいろいろサポートできる点がでてきますので、ぜひのれるようになればいいなと思ってます」
山内副会長「自分の身体で体験し、身体でそこにいって、なんでも学習できるということは最高の財産だと思ってます」
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富山県警の交通企画課によりますと、今後そういった申し出がある場合は検討するということでした。
記事全文: KNB(北日本放送)NEWSタンデム自転車体験会
これは、「申し出」てみる価値がありますよ!
タンデム自転車を生活の道具として活用したい、という声がインタビューにありました。 まったくその通りで、タンデム自転車は福祉機器としても優秀なんです。
ニュースでは、「広島県が10月1日からタンデム自転車走行可能になる」と報じていました。 10月になれば、長野・兵庫・山形・愛媛・広島の5県で、タンデム自転車が公認されることになります。 47都道府県の1割を超します。
ここ数年で雪崩のように、タンデム自転車が公認されていくような気がしてなりません。
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