タンデム自転車公道走行解禁運動、栃木県で活発化
このblogの姉妹ブログともいうべき、「タンデム自転車でまちづくりを考える」の管理人さんも参加しているグループが、タンデム自転車で栃木県内を走行できるようにと、活動を活発化させています。 署名活動も実施していますし、タンデム自転車への理解を深めてもらおうと、試乗会も企画しています。
活動が読売新聞に取り上げられていました。
2人乗り用の「タンデム自転車」を普及させようと、愛好者らが市民団体「セブンナーサリー」を設立した。 メンバー15人のうち、4人は視覚障害者だ。 代表の友光光子さんは「視覚障害者や、足腰の弱い高齢者でも自転車で外出でき、楽しさや爽快感を得られる」と強調。 メンバーは公道での走行許可を目指しており、4日にツーリングイベントを開くなどし、理解を求めていく。
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記事全文: タンデム自転車を公道で:栃木:地域:YOMIURI ONLINE
タンデム自転車はやはり誤解されているのでしょうね。 記事中にも「...小回りが利かず運転が難しいため、安全性の問題から...」というくだりがあります。
一人乗りの自転車にくらべたら、たしかに小回りは効きません。 効きませんが、タンデム自転車の小回り性能が禁止の理由ならば、自転車以外のほとんどの車両は公道を走れないことになります。 運転も難しくありません。 幼児を幼児用座席に載せる方が、高度な技術を必要とします。
「県警交通企画課は『2人乗りは慣れていないと危険』と説明している。」--- まったくそのとおりで、慣れていれば危険ではないのです。 自転車は「一人乗りでも慣れていないと危険」なものです。 一人乗りの自転車といえど、公道を走行できるのは、「慣れていること」を暗に要求されています。 慣れたペアにタンデム自転車を禁止しておく理由がありません。
とはいうものの、明確な理由もなく禁止してきた -- 実際には、要望が無かったので検討せずにここまできた -- ために、積極的に利用しようという人も居ませんでした。 利用している人がいないのだから、警察でもタンデム自転車がどういうものか知らないのです。
無条件の解禁に不安があるのなら、講習を義務付け、一定の技能を持った人にパイロットを限定するなど、方法はあるはずです。 タンデム自転車の利用を切望している人たち( +潜在需要 )は少なくありません。 栃木県警の見識を信じたいです。
ラベル: 話題
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