2011/08/21

日本サイクリング協会のタンデム自転車報告書

日本サイクリング協会が、タンデム自転車の「今」を調査した報告書を公開しています。

この報告書は、「タンデム用自転車の普及に関する調査研究事業」の成果の一つです。 調査研究事業は、平成21年度から三年計画だったのですが、事情により22年度で終了しています。

平成22年度

タンデム用自転車の普及に関する調査研究事業

調査研究委員会報告書

「乗用環境の拡大を目指して」

財団法人 日本サイクリング協会

競輪補助事業

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記事全文: JCA > JCAとは > 調査・研究 > [平成22年度] タンデム自転車の普及に関する調査研究事業(約6.1MB)


興味深いのは、 第8章 「我が国におけるタンデム自転車走行の実情と課題」にある、各都道府県警察に対して行ったアンケート調査結果です。

タンデム自転車(の定員乗車)を許可していない要因についての回答があるのですが、多い順に、

  1. 道路環境の観点
  2. 安全上の問題
  3. 交通事情の観点
  4. 市民からの要請がない
  5. 法規(道交法)上の観点
  6. 車両操作の観点
  7. その他
  8. 駐輪上の問題
  9. 指導上の問題

これを見て判るように、タンデム自転車に限った事ではないことが理由に挙げられています。 つまり、"知らないが故"の「不安」から解禁に積極的ではないのです。

そして重要なのは、市民からの要請がない、との回答が多かった事です。 まずは、「乗りたい。規則を変えてくれ。」と要望を出すのが大切なのでしょう。

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2011/08/08

9日10日はタンデム自転車で遊ぼう@吹田市博物館

今週、9〜10日に吹田市立博物館がタンデム自転車体験会を企画しています。

夏休みに、吹田の自然や環境をテーマにやりはじめて三年め。 前からやりたいやりたいと思っていたのが「タンデム自転車<二人乗り自転車>体験会」。

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8月9日火曜日正午から午後5時までと10日水曜日午前10時から午後5時まで。

雨天時は博物館一階のぬれないところで。

暑い夏です、帽子と水筒持ってお越し下さい。

この両日、先着50名にはゴーヤのジュースのふるまいがあります。

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記事全文: 吹田市立博物館を小山修三館長と盛り上げるブログ > 9日10日は二人乗りタンデム自転車であそうぼう!!


吹田市立博物館...えーっと、以前このブログでも紹介していました。 タンデム自転車が知られて来た、という文脈での紹介でしたが、実行してしまうところがカッコいい。

大阪はタンデム自転車の活動が盛んです。 近いうちに規則が変わるかもしれませんね。 タンデム自転車の走れる場所も、健常/障碍も、無くせる垣根なんか無くしてしまえばいいんです。

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富山市でタンデム自転車の体験会

富山市でタンデム自転車の体験会が8月7日に催されました。 そのようすが、北日本放送のニュースで放映されました。

障害者らタンデム自転車体験

二人が前後に並んで乗る「タンデム自転車」の体験会が7日、富山市で開かれ、視覚障害者らがボランティアと一緒にペダルをこいで普段味わえないスピード感を楽しみました。

富山市視覚障害者協会が開催した体験会には、協会のメンバー27人と、不二越工業高校の生徒などボランティア23人が参加しました。

タンデム自転車は、後ろに乗っている人がハンドルを操作する必要がなく、ペダルをこぐ力も少なくて済みます。

参加した視覚障害者の女性「楽しかったです。最高です」

男性「気持ちよかったですね、風切って」

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記事全文: KNB Web > ニュース > 8月7日(日) > 障害者らタンデム自転車体験


リンク先には、動画も公開されています。

ニュースの最後に、「富山市視覚障害者協会は富山県警などに要望書を提出しています」とありました。 富山県警の見識に期待しています。

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