なんだか、大阪ではじわじわと「タンデム自転車」が浸透しつつあるような。
ちょっと前まで、タンデム自転車といえば公園で借りて遊びで乗るもの、という認識だったように思うのですが。
自転車の活用、とか、障碍者の社会参加とか、そういった切り口でタンデム自転車が取り上げられるようになってきたようです。
『自転車まちづくり交流イベント2011「これからの自転車まちづくり」』でも、タンデム自転車が話題に出ました。
自転車まちづくり交流イベント2011「これからの自転車まちづくり」
正直に白状すると、地味なイベントに人が集まるのかとちょっと心配していました。
そんな心配に反して、受付開始前から会場に参加される方が集まり、逆に座席が足りるのかと
心配になるほどの盛況となりました。
新聞に掲載された情報で参加された方もおられました。
【開会】自転車文化タウンづくりの会 代表 新田保次先生 (大阪大学大学院教授) の挨拶
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【第一部】講演会「成功する自転車まちづくり〜自転車まちづくりの今・これから〜」
講師: 古倉宗治先生 (株)住信基礎研究所研究理事、京都大学大学院客員教授
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【第二部】まちなか自転車空間コンクール表彰式
第1回審査委員長: 井上守氏 (自転車文化タウンづくりの会幹事、井上守建築事務所代表)
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【第三部】パネルトーク
毎年、関西のグループで交流会を行っており、各グループから活動の報告がありました。
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意見交換の内容は「行政の自転車政策」「企業の自転車利用の促進」「自転車レーン」「自転車の走行方法」「海外のタンデム自転車事情」など多岐に渡りました。
問題意識をもつ人たちの共通の関心事につついて活発に意見が交換され、すぐに結論がでる問題ではありませんが、様々な視点の発言は参考となりました。
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記事全文: 自転車文化タウンづくりの会〜愛称募集中〜ブログ 自転車まちづくり交流イベント2011「これからの自転車まちづくり」
それにしても、このイベント、ずいぶん中身の濃いイベントだったみたいですね。
みんな自転車のことを真剣に考えている!
参加してみたかったです。
当ブログにも何度か登場いただいている、大阪の柏木さん。
新聞社に取材を受けています。
「健常者も含めて、タンデムファンをたくさん作っていきたい。2人で会話も弾むし、デートにもいいと思いますよ」 -- 同感!
なにわ人模様: タンデム自転車普及目指す、全盲の柏木佳子さん / 大阪
◇肌で感じる世界広げたい 全国の公道で走れるように -- 柏木佳子さん=大阪市西区
「乗りたいと思った時に、全国どこでもすぐに乗ることができるようになったらいいですね」--。
ハンドルとサドルが二つずつ付いた「タンデム自転車」のハンドルを手に、笑顔で話す。
ボランティアら健常者と一緒に乗り、風を切って楽しんでいるが、現在、タンデム自転車での公道走行は、兵庫や広島など一部の県でしか認められていない。
大阪府や全国で走行できるようになることを願い、愛好家として普及啓発活動を続けている。
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小学生のころ、スポーツ公園で初めてタンデム自転車に乗った。
20代のころも府外のイベントで乗る機会があったが、09年に大阪市内であった試乗会で「日常生活に取り入れることが現実的になった」と感じネットオークションで愛車を購入した。
父勝衛さんとトラックに乗せて河川敷などへ運び、走ってみると「犬と散歩している人がいたり、草野球をしていたり。音を聴き、景色を感じることができた。世界が広がった」と実感したという。
さらに「視覚障害者が世界を広げられるタンデム自転車を、全国で乗ることができる環境を作りたい」と思うようになった。
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府内での公道走行実現を目指す「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の運営に携わり、試乗体験イベントで魅力をPRするなど、仲間は増えつつある。
「将来、全国で走行できるようになったら、仲間が集まって、各地をリレーしてみたい」と夢を話す。
「健常者も含めて、タンデムファンをたくさん作っていきたい。2人で会話も弾むし、デートにもいいと思いますよ」
【堀江拓哉】
記事全文: 毎日jp > 地域ニュース > 大阪 > なにわ人模様: タンデム自転車普及目指す、全盲の柏木佳子さん / 大阪
ラベル: 話題