日本サイクリング協会(JCA)主催のタンデムパイロット講習会に参加してきました。
2月7日(日)に神宮外苑でタンデムサイクリング大会と同時開催されました。
午前中は神宮外苑のサイクリングコースでタンデム自転車に乗車。
乗り方の要点をおさえた説明で、参加者はすぐにタンデム自転車に乗れるようになっていました。
この大会のために、兵庫県から30台(もっとかな?)のタンデム自転車を借りてきたとのこと。
うち10台は、スポーツタイプのProgressiveのタンデム自転車でした。
癖も無く、よく走って、乗りやすい自転車でした。
午後は座学。
タンデム自転車の特徴や、タンデム自転車に関わる法規などが学べます。
当日配布されたテキストより、講習会の趣旨を引用します。
(財)日本サイクリング協会(JCA)では、2009年度から3ヶ年にわたり「タンデム用自転車の普及に関する調査研究事業」を実施し、タンデム自転車の安全活用と全国走行解禁を目指し活動を行う。
そこで、パイロットにはある程度の資質を確保するた、認定に近いもの(講習修了証)を公布して、安全性を高めることにより世間的な認知を得て段階的な解禁を実現することを初期の時点において意識する必要がある。
JCAでは、このような講習会は年内にも何度か実施する計画があるとのこと。
技能検定の実施も考えているようです。
また、タンデムサイクリング大会も企画するようです。
歩道通行を許可するための"普通自転車"が「発明」されたのが昭和53年。
その頃に、各都道府県の自転車の乗車人員の規定が変わりました。
このときから、多くの都道府県において一般道でタンデム自転車が使えなくなってしまいました。
30年以上にわたるタンデム自転車不遇の時代を経て、タンデム自転車の知識・経験は、日本のサイクリストから、ほぼ失われてしまいました。
講習を行い、技能検定をするのは、30年間の損失を補完するためにも良い手段だと思います。
興味のある方、次の機会に受講してはいかがでしょうか。
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