2010/12/23

タンデム自転車公道解禁に慎重になる理由を知りたい

タンデム自転車でまちづくりを考える会が、タンデム自転車の公道走行の解禁を、栃木県議会に陳情したのは9月のことです。 現在でも継続審議になっています。

市民団体「タンデム自転車でまちづくりを考える会」がタンデム自転車の公道走行解禁に向け活動を続けている。 ただ、県内では交通死亡事故が多発し、安全面などから慎重論は根強い。

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考える会が9月県議会に公道走行解禁を陳情したが、県議会文教警察委員会は「慎重な検討が必要だ」とし、継続審議にしている。

記事全文: 産経ニュース > 地方 > 関東 > 栃木 > ニュース一覧 「安心して走れる街」を タンデム自転車の公道解禁 県は慎重 栃木 (2010.12.23)


タンデム自転車特有の事故はあるか? と、アメリカ合衆国のメンバーが多いタンデム自転車の掲示板で、アンケートをとったことがあります。 こんな回答が寄せられました。

  • タンデム特有の事故統計は無いはず、あったとしても母数が少なすぎて統計として意味を成さない。
  • 走行距離あたりの事故は少ないと感じている。
  • タンデムのライダーの平均像は、年齢層が高く経験あるライダーである。これは自転車事故の当事者の平均像からは外れている。
  • タンデムのパイロットはより慎重な運転をするものだ。
  • タンデムを禁止するルールは、メリットがまったく無い。二座席以上の自動車を禁止するようなものだ。
  • タンデム禁止の理由が、制動性能や最小旋回半径であるならば、トラックやバスは禁止されなければならない。転倒しやすいジープはもってのほかということになる。
  • タンデム自転車が事故を起こしやすいという理由で禁止しているとしたら、全ての動力つき車両は道路から排除しなければならなくなる。タンデム自転車の安全性が問題になるなら、もっと問題の多い車両はいくらでもある。
  • タンデムは被視認性において一人乗りの自転車より有利。
  • そもそも質問がおかしい。自転車の事故のほとんどは動力つき車両の運転者に原因がある。自転車のタイプは要因にならない。
  • タンデムの事故はありうるが、統計として意味のある母数にならない。
  • タンデム特有の事故情報はおそらく無い。The League of American Bicyclistsに問い合わせてみるが回答は期待できない。
  • おそらく、一人乗りの自転車に何人も同時に乗ることを禁止するためのルールであろう。

なにを心配しているのか、知りたいものです。 慣れない自転車による事故はありえますが、それは一人乗りでも同じことです。

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