2010/09/07

タンデム自転車が解禁されると

視覚障碍などの理由で、一人では自転車に乗れない人でも、タンデム自転車を使えばこうやって、サイクリングに行けます。 「障碍の有る無しにかかわらず」-- タンデム自転車は理想的なバリアフリー実現の一つの方法です。

視覚障害者らに、2人乗りのタンデム自転車で楽しんでもらうイベント「ブラインドサイクリング2010」が11日午前10時から、今治市波方町波方の波方港である。 本来、自転車の2人乗りは道交法により禁止されているが、県内では8月から、タンデム自転車の走行が可能になった。

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「今治東ライオンズクラブ」の主催で、NPO法人「シクロツーリズムしまなみ」が共催する。

同NPOの山本優子代表理事は「しまなみ海道など、今治を自転車で巡る魅力は地域の宝。障害の有る無しにかかわらず、大勢の人に楽しむ機会を提供できれば」と話している。

問い合わせ、申し込みは同NPO法人 (0898 33 0069)。

記事全文 毎日jp: トップ > 地域ニュース > 愛媛 > 記事ブラインドサイクリング: 視覚障害者も自転車で風を感じて 波方港で11日 / 愛媛


ところで、記事中に「本来、自転車の2人乗りは道交法により禁止されている」とあります。 これは良くある覚え違いです。 道交法で本来禁止されているのは、乗車装置以外への乗車や、定員外乗車です。

自転車は原則一人乗りと規定してしまっているのは、各地の公安委員会規則です。 公安委員会規則により、違反とされていたことを、違反にならないようにした、というのが正確な認識です。

「本来禁止されていることを、特別に許可した」のではなく、「本来禁止されていないことを、違反にならないようにした」のです。 細かいようですが、大きな違いです。

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