日本サイクリング協会が、タンデム自転車の「今」を調査した報告書を公開しています。
この報告書は、「タンデム用自転車の普及に関する調査研究事業」の成果の一つです。 調査研究事業は、平成21年度から三年計画だったのですが、事情により22年度で終了しています。
平成22年度
タンデム用自転車の普及に関する調査研究事業
調査研究委員会報告書
「乗用環境の拡大を目指して」
財団法人 日本サイクリング協会
競輪補助事業
...
記事全文: JCA > JCAとは > 調査・研究 > [平成22年度] タンデム自転車の普及に関する調査研究事業(約6.1MB)
興味深いのは、 第8章 「我が国におけるタンデム自転車走行の実情と課題」にある、各都道府県警察に対して行ったアンケート調査結果です。
タンデム自転車(の定員乗車)を許可していない要因についての回答があるのですが、多い順に、
- 道路環境の観点
- 安全上の問題
- 交通事情の観点
- 市民からの要請がない
- 法規(道交法)上の観点
- 車両操作の観点
- その他
- 駐輪上の問題
- 指導上の問題
これを見て判るように、タンデム自転車に限った事ではないことが理由に挙げられています。 つまり、"知らないが故"の「不安」から解禁に積極的ではないのです。
そして重要なのは、市民からの要請がない、との回答が多かった事です。 まずは、「乗りたい。規則を変えてくれ。」と要望を出すのが大切なのでしょう。
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