2010/12/20

ベテランほど苦労する!? タンデム自転車

タンデム自転車を操縦するのには特別な技術は不要です。 二人乗りしたことのある人なら誰にでも操縦できます。 むしろ、一人乗りの自転車に二人乗りしたり、幼児を乗せたりするより簡単です。 なにしろ最初から「二人で乗るために設計された自転車」なのですから、簡単に二人乗りできるのです。

前置きはここまで。


さて、先日、久我山青光学園の校庭で、タンデム自転車乗車の練習をしてきました。 ここで、ちょっと面白いことに気づきました。

サイクリングの経験豊富な人が、タンデム自転車で、なかなか走り出せずにいるのに、 スポーツ自転車に乗ったことも無い、お母様方が案外すんなり走り出してしまうということ。

Q: なかなか走り出せない人と、すんなり走り出せる人の違いはどこにあるのでしょう。

タンデム自転車の発進・停止」という記事で、You Tubeのビデオを紹介したことがあります。 タンデム自転車の基本的な発進方法は、操縦者が自転車を支え、同乗者が両足をペダルに乗せ、それから走り出すというものです。

このとき、操縦者は同乗者の体重も支えることになるのですが、自転車を完全に垂直に立てれば力は不要です。 しかし、自転車が斜めになっていると腕力では支えきれません。

A: 走り出すときに自転車を傾けるか、垂直に立てるか。

これは技術の巧拙ではなく、単なる習慣です。

お子さんを自転車に乗せたり、買い物の荷物を載せたりと、重いものを自転車で運ぶことに慣れている人は、自転車を垂直に立てて走り出す癖がついています。 そういう機会が多い(多かった)であろうお母様方は、すんなりとタンデム自転車で走り出したということなのでしょう。

サイクリングの経験豊富な人の中には、自転車を傾けて走り出す癖のある人もいます。 こういう癖は、自覚するものではありませんし、普通はなんの問題にもなりません。 自転車も荷物も軽いので、自転車を垂直に立てる必要がありませんから。 タンデム自転車に乗って初めて気づく(気づかないかも)ことです。


ベテランサイクリストを同乗者にすると、これまた不思議なことが起こります。 なぜか真っすぐ進まない。 この謎については、また今度。

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